こんにちは、フラメンコギター講師の山本智英です。
『フラメンコギターを始めたいけど、楽譜が読めなくて大丈夫ですか?』
とよく聞かれますが、同時に
『譜面があった方が有難いです。』
という方もよくいらっしゃいます。
今回はフラメンコギターのレッスンでの楽譜の使用について、私の思うところを3回に渡って書いていきます^^
それからタブ譜って知っていますか?楽譜が読めなくても感覚的にギターの左手の押さえる位置と弾く弦を読み取れるダイヤグラム的な楽譜です。
タブ譜なら誰でもすぐ読める様になりますよ、というお話もしますね^^
◎楽譜を使ったちょっとアカデミックなレッスン形式
フラメンコはスペインのロマ(ジプシー)の方達が主役の芸術といった側面が強いですよね。ギターを扱う際、ロマの方たちは虐げられていたので、音楽教育を受ける機会もきっと少なかったと思います。譜面を読める人はあまりいなかったと想像できます。というわけでギターも感覚的だったり野性的だったりします^^結果的にそれが素晴らしい芸術を生んだ1つの大きな理由なのではないでしょうか。
一方近年ではパジョ(非ジプシー)を中心に楽典や音楽理論などを学んでいるフラメンコギターリストも増えています。そのためフラメンコでは基本楽譜を使いませんが、譜面を使ったアカデミックなレッスンをする人もいます。
私は譜面が使えるならメリット、デメリットをうまく理解して活用していけばいいと思います^^
ジプシー:ヒターノ(スペイン語)、ロマ(ジプシーの1つの民族)
非ジプシー:パジョ(白人とか普通のスペイン人)
★最近ではジプシーという言葉は差別用語、放送禁止用語になっていたりするそうです。フラメンコの中でジプシーと言えば、そのジプシーの中のロマという民族になります。
◎私の譜面の使い方
私の場合、フラメンコでは譜面を読んで曲を覚えることをあまりしないです^^;
覚えたものを忘れた時のために譜面(+タブ譜)に書いておく感じです。
一度覚えたものなので、忘れても譜面(+タブ譜)を見れば容易に思い出すことが出来ます。
◎タブ譜とは?
タブ譜についてちょっと触れておきますね。下の楽譜を見て下さい。
2段目にTABと書いてあり数字が書かかれています。これはギターの6本の弦と押さえる場所(フレット)を表していて、使い方はすぐ慣れますよ!
直感的に読み書き出来るので、どうやって使うのか次回に簡単に解説しますね^