スケジュール
予約・問い合わせ
アクセス
レッスンコース

BLOG

自宅でのフラメンコギター練習、騒音対策と弱音器の自作方法など

ギター講師の山本智英です。
今日はフラメンコギター等、アコースティックギターを家で練習する時の騒音対策にについて知っていることをシェアしたいと思います^^
都市部でマンション住まいの人は、ギターの練習でお隣からギターの音の件で苦情が来ないか心配な方もいらっしゃると思います。
ギターの音は遠達性がそんなに無いので、小さな音なら大丈夫かと思いますが対策しておくと便利です。
すぐ思いつくのは、


・数百円の弱音器(消音器)を購入して使う
・スポンジで消音器を自作する
・お金に余裕がある方にはサイレントギターというのもあります(フラメンコの特徴的な奏法であるゴルペ奏法だけは出来ません)
・さらに裕福な人は最近価格が下がってきた防音室というのもあります

ですが、現実的で手軽に手に入る小型の弱音器を中心に簡単に触れていきますね!

ギターに取り付ける弱音器(数百円~)

楽器屋さんいくと弱音器というものが売られています。
僕も昔持っていましたが、無くしてしまいました。リンクを貼っておきますね!
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/158473/
↑こちらが昔からある弱音器です。
ブリッジやサウンドホールの近くの弦をスポンジで出来ている弱音器で挟んで音を吸収するという仕組みです。
おとがポコポコした感じにはなりますが、音量を小さく出来ます。

(上のリンク元は多くの音楽関係者が使う「サウンドハウス」という通販店です。500円ぐらいと安いですが、2000円以上でないと送料が発生します。mi-saの関係者の方でしたら僕に言って下さい。月一度はここで購入すると思うので、送料がかからない様に一緒にまとめて購入します^^)

◎弱音器を自作する!(100円)

上で書いた弱音器を数百円出して買わなくても、簡単に自作出来ます^^
お皿を洗うスポンジをハサミで切るだけです。
100均で100円で数個入っていますし、家に使っていないのがあればそれでOKです。
こんな感じです。

自宅でのフラメンコギター練習、騒音対策と弱音器の自作方法など


実に簡単ですよね^^;
こちらの方が音のミュート(消音)具合を自分で調節出来ます。
厚めに切ってスポンジの弦にかける圧力を強くすれば音がそれでけ籠って出にくくなります^^
私はこちらの方がオススメです^^
ぜひやってみて下さい!

スポンジを使った弱音器の作り方】

①食器を洗うスポンジを用意します。

自宅でのフラメンコギター練習、騒音対策と弱音器の自作方法など


②今回はたまたま固い素材(濃い青の部分)が付いていたので丁寧にはがしました。

自宅でのフラメンコギター練習、騒音対策と弱音器の自作方法など


③後はハサミで適度な大きさに切って出来上がりです。

自宅でのフラメンコギター練習、騒音対策と弱音器の自作方法など

★ハサミで手を怪我しない様に気を付けて下さいね!
ここからはこんな方法もあるよと言うことで、サイレントギターと防音室のことを書いておきます。

◎サイレントギター(4,5万円)

ヤマハなどから、サイレントギターというものが販売されていています。

自宅でのフラメンコギター練習、騒音対策と弱音器の自作方法など


サイレントギター(サウンドハウス)←(コロナの自粛中に需要が増えたためか在庫が無い様です)
私の知り合いにも使っている人がいますし私も楽器屋さんで試奏したことがあります^^
このギターは夜間や騒音が気になる方のための練習用ギターで、ボディーに共鳴する部分が無く音が響かないという仕組みです。
ですがピックアップという音を拾う装置が付いているので、ヘッドホンから音を聞くことが出来ます。
ピアノに興味がある人なら電子ピアノって知ってますよね!
電子ピアノはヘッドホンを差せば、ヘッドホンからしか音が出ないので集合住宅や夜間でも苦情を気にせず練習が出来ます。
そのギター版だと思って頂ければいいです。
ただ現在6、7万するのとフラメンコ奏法の一つであるゴルペ奏法はボディが無いため出来ません。
★ゴルペ奏法とはギターのボディーを叩いてアクセントを付けたり、パーカションの様な効果を得るものです。
★他の奏法の練習は出来ますよ。

≪余談≫
余談ですが、練習ともいえるサイレントギターはエレキギターの様にアンプに繋げば増幅されて大きな音が出ます。
プロのミュージャンでもコンサート本番で使う人が出て来ています。
ただフラメンコでは基本的に伝統が重んじられるため本番での使用はNGかと思います^^;

◎防音室(20万円ぐらい~)

これはちょっと非現実的な内容です。
防音室を作ったり、部屋の中に防音室(ボックス)を入れる方法です。
最近技術の進歩で自宅でもレコーディング、音楽制作が出来る様になり多くの人が自分の部屋で楽器を録音したり、パソコンで音楽を作るようになりました。
YouTuberという職業も認知され自分の部屋で収録、配信も行うことが多くなりました。
そのため防音室の価格が安くなってきていたり、遮音効果は分かりませんが段ボール素材などで防音室作るキットやアイデアも出回る様になっています。
にしても十数万~数十万したり、もう少し安く自作するにしてもかなり大変な作業の様です^^;
興味がある方は、YouTubeとかで検索してみて下さい。

◎音が出せない時の練習アイデア

音が出せない時は、弦を上から左手の指や手の平で軽く押さえてミュート(消音)してみてください。
左手でコードを押さえたり、メロディーを奏でることは出来ませんが右手の練習が出来ますよ^^
フラメンコではこれをタパといって、実際の演奏でも使います。

パーカッションの効果を得ることが出来、とても効果的な奏法です!
左手で指板上の弦に軽く触れ音が出ない様にしてください。この奏法では右手はストロークラスゲアードを使ってシャカシャカリズムを刻むことになります。
でもゴルペ(表面版を指で叩く)とか入って強めに弾くと結構大きな音ですね。
ご近所さんからの苦情が気になる場合は上の動画みたいに頑張って弾かないでください^^;
もちろんアルペジオピカード(人差し指、中指でメロディーを弾く)、トレモロなどの他の右手の練習も出来ます。

あとがき

長々と書きましたが、スポンジで自作するか弱音器を買うのがオススメです^^
弱音器は家での練習だけでなく、本番前の楽屋や舞台袖でも活躍することがあります。
緊急に必要でなくても、時間がある時に一つ用意しておくといいかもしれませんね!

関連記事

ブログを購読する

最近の記事

  1. mi-sa子どもクラス、11月のレッスン見学会のお知らせ♪

  2. 【FlamencoスタジオLiveVol.8】開催いたしました!

  3. 【第3回飛鳥山ハワイフェスティバル】出演させていただきました!

カテゴリー